大学巡り File 24 九州大学 伊都キャンパス
こんにちは!毎回のことですが今回は本当にひさびさの投稿になります。写真だけを貼り、ずっと下書保存していた記事をようやく執筆することができました!(サボっていただけです)
今回は福岡県福岡市西区にある九州大学伊都キャンパスを訪問します。訪問日は2019年8月です。(どれだけブログをサボっていたことか...もう1年以上前ですね。)
伊都キャンパスは九州大学のメインとなるキャンパスです。福岡市の中心部からは離れた場所に立地しており、博多から最寄りの九大学研都市駅までは約1時間、そこからさらにバスに乗った先にあります。九大学研都市駅はJR九州筑肥線の駅ですが、福岡空港から博多、天神など福岡市の中心部を通り西へと向かう地下鉄空港線に直通しているので、距離は離れているものの都心部からの利便性は高いと言えます。
伊都キャンパス内には複数のバス停があり、キャンパス内の目的地によって利用するバス停が異なります。バスが九大に近づくと、車内で九大の校歌と思われる曲が流れたのが印象的でした。
キャンパスの構内図がありました。広大な伊都キャンパスはセンターゾーン、ウエストゾーン、イーストゾーンの3つに分かれており、今回はイーストゾーンの「九大東ゲート」でバスを降りました。
バスを降りてすぐのところにグラウンドがありました。同行した筆者の友人の九大生によると、伊都キャンパスでは頻繁にイノシンが出没し、グラウンドが荒らされて部活が休みになったこともあるとか。(このグラウンドでは無いそうですが)
イーストゾーンの建物が見えて来ました。イーストゾーンには主に文系の学部、大学院が立地しています。また、工学部の建築学科もこちらにあります。
九大東ゲートから少し歩くとイーストゾーンのバス停がありました。
バス停の横に周辺案内図がありました。このように福岡市全体の地図で見ても、伊都キャンパスはかなりの面積を有することが分かります。単一のキャンパスでみると、伊都キャンパスの面積は国内1位です。
実は、かつて九大のメインキャンパスは福岡市中心部に程近い箱崎キャンパスでした。箱崎キャンパスの機能を順次伊都に移転し、伊都キャンパスが完成したのは2018年のことです。それまでの伊都キャンパス周辺は住宅地というより田園地帯でした。移転開始当初から伊都に通った学生は、周囲にスーパーやコンビニなどはほとんど無いなど店や住む家が少ない、学食に行っても(まだ学生が少ないからか)メニューの選択肢がほとんどないなど苦労したそうです。
ところが、キャンパス移転が進むなかで周辺は急速に開発されていきました。航空写真でみると、九大のすぐ南に住宅地が形成されているのが分かります。九大生の住宅は未だに供給不足気味で、現在も住宅建設は増えているようです。実際、筆者が宿泊した九大生の友人宅も、航空写真でみるとまだ反映されておらず、田んぼのど真ん中にありました。九大周辺の開発がいかに急速なのか実感した思いでです。
九大の移転にあわせて、住宅だけでなく、国道が延伸されて店も増えました。地元住民の生活も大きく変わったのでは無いでしょうか。面白そうなテーマなので、誰か、人文地理学専攻か、志望の方。興味が湧いたら研究フィールドにしてみて欲しいです。
さて、かなり横道に逸れましたが話をキャンパス訪問に戻したいと思います。伊都キャンパスのイーストゾーンに居ましたね。
こちらが、正面から見たイースト1・2号館です。
2号館内にある法学系の看板(掲示板)です。1、2号館ともに各部局の看板がこのようにあります。新しい建物だけあってスタイリッシュですね。2号館内には経済学系の部局もあります。
こちらは1号館内にある文学部系の掲示板です。1、2号館は中で繋がっています。
1号館内には購買もありました。九大はキャンパスが広い分、購買やコンビニなども豊富だという印象を持ちました。
2号館内の概観。やはり綺麗。
同じく1号館内のカフェテリア、「L-cafe」
1号館教育学系、工学部建築学科の看板。工学部でも建築学科だけがここイーストゾーンに立地しています。1号館にはこの他、比較社会系の部局が入っています。
1、2号館前のスペースはなんだか私立大学のキャンパスを彷彿とさせます。
かつての文部大臣かつ元九州帝大総長の松浦鎮次郎氏の胸像
同じくイーストゾーン内にある中央図書館方面へと繋がる階段。なんと、横にはエスカレーターがありました。国立大学構内でエスカレーターを見たのは初めてです!
中央図書館入口
中央図書館内の食堂、童夢カフェ
イーストゾーンの中央図書館からセンターゾーンへと向かいます。ガラス張りの通路からは椎木講堂が見えます。最大3000人収容可能なコンサートホールがあるとか。
少し進んで振り返ると中央図書館の外観が見えました。めちゃめちゃ大きいですね。
こちらはセンターゾーンの建物。ここセンター1号館では主に1年生の全学教育の授業が開講されます。
センターゾーン周辺の通路はイーストゾーンとは違い、吹き抜けになっていることが多いです。友人曰く、雨の日にここを通るのは地獄だとか。
センターゾーン内の九大生協関連施設の一つ、皎皎舎
総合体育館
続いて、ウエストゾーンへと向かいます。ウエストゾーンでは、理系の各部局の建物が横並びに並んでおり、それぞれの建物が繋がっています。横並びの建物の数は非常に多く、移動も大変です。
ウエストゾーンの建物は東(センターゾーンから見て手前側)から順にウエスト1号館、2号館、3号館、4号館と並んでいます。
ウエスト1号館。理学部系の部局が入っています。
ウエスト1号館周辺
ウエスト1号館の前にはビッグリーフという建物があり、モスバーガーや民間の食堂があります。国立大学内にモスバーガーがあるとは、衝撃です...しかもミールカードを使えるそうです。
こちらはビッグリーフの食堂の方
このように、建物間に複数階に及ぶ接続部を設けることで、屋内移動が出きるようになっています。こちらはウエスト1号館と2号館の間です。
ウエスト3、4号館には主に工学部系の部局が入っています。日が暮れて来ましたが夜間の外観は綺麗ですね。
ウエスト4号館付近の西講義棟1階のE-cafe(九大生協)
帝国大学時代の工学部の看板がありました。箱崎から持ってきて展示しているのでしょう。
伊都キャンパスは山の上にあるので、市内の方を見ると、少しですが夜景が見られました。
最後に、生協食堂で夕食を取ります。向かったのはセンターゾーン内の「ビッグさんど」です。生協なのでやはりメニューは他の大学と同じような感じです。
生協食堂の横(写真奥)にはローソンが併設していました。生協食堂の横なら生協購買かと思ったのですが、民間のコンビニが併設していて少し驚きました。
長くなりましたが今回の大学訪問は以上になります。自分のなかで、主要な国立大学はキャンパスが広くて建物が古い、私立大学はキャンパスが広くないが建物が新しいというイメージがあったのですが、九州大学伊都キャンパスは完成したばかりということもあって、広くて建物が綺麗という印象でした。キャンパス施設としては、とても素晴らしいと思います。
ではまた次回!
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